令和3年7月29日、2020東京オリンピック柔道女子78キロ級で濵田尚里さんが金メダルを獲得しました。
濵田尚里さんは国分西小学校4年生の時に柔道を始め、国分南中学校までは県大会止まりでしたが、鹿児島南高校女子柔道部で寝技を身に付け、在学中には全国高校総体で準優勝に輝いていました。
その後山梨学院大学、自衛隊と進み結果の出ない時期もありましたが、努力でじっくりと腕を磨き、得意の寝技を極めて、寝技の濵田尚里と呼ばれるようになりました。
30歳で初めてたどり着いたオリンピックで金メダルに輝きました。濵田尚里さん誠におめでとうございます。
濵田尚里さんのオリンピックでの試合内容
初戦はポーランドのパチュト選手を隅落としと横四方固めで抑えて合わせ技一本勝ち。
準々決勝はロシアのバビンツエワ選手を巴投げの後続けざまの送り襟絞めで一本勝ちしました。
準決勝はドイツのワーグナー選手を大内刈りで崩して腕ひしぎ十字固めで一本勝ち。
決勝戦は2019年の世界選手権で敗れた宿敵フランスのマロンガ選手でこれまで個人戦は1勝4敗と負け越していた世界ランク1位の難敵でしたが、試合開始早々に相手が投げにきたところをつぶして、寝技に持ち込み崩れ上四方固めでがっちりと抑え込み一本勝ちし、金メダルを獲得致しました。
試合は4戦合計でわずか7分42秒、全て寝技で一本を奪い女子78キロ級の頂点にたちました。